個人的に注目している銘柄を、メモとして残しておきます。
今回取り上げるのは、関西ペイント(4613)です。
企業概要
・総合塗料メーカー、日本ペイントに次ぐ国内2位。
・自動車・建築・工業分野を主力に、業務用塗料(自動車用・工業用・装飾用・船舶用・保護用)、家庭用塗料、電子材料・バイオ関連製品の製造・販売。建築、自動車、工業、船舶・防食、自動車補修の各セグメント塗料をグローバル展開。
・自動車用塗料分野はアジア圏(日本・インド・インドネシア等)でトップ。
取扱商品
・建築用塗料、防食用塗料
・自動車塗料、工業用塗料、船舶用塗料
・家庭用塗料「ハピオ」
・電子材料(スクリーン印刷型エッチングレジスト、熱硬化型スクリーン印刷ソルダーレジスト、スクリーン印刷メッキレジスト)
・バイオテクノロジー/環境(高度排水処理用微生物固定化担体、含水硝化担体・含水脱窒担体「KPパール」、微生物・酵素固定化担体受託加工サービス)
・次世代耐火被覆材「耐火テクト」、接触感染対策テープ
基本データ
時価総額 | 3,886億円 |
PER(予) | 10.4倍 |
PBR(実) | 1.39倍 |
配当利回り(予) | 2.12% |
ROE(実) | 22.26% |
自己資本比率 | 44.9% |
メモ
・過去5年のPER平均値:25倍(最大値82倍・最小値7.2倍)
・過去2年のPER平均値:11.8倍(最大値21.7倍・最小値7.2倍)
・過去のPER水準からすると、現在のPER(10.4倍)は割安か
・ただし、業界全体のPERの中央値は10.3倍
・EPSは6年前に比べて約2.3倍になっているが、株価は上昇していない
・株価は昨年の高値から約20%下落している
・配当方針を「M&A実行の場合を除き、FCF100%を目途に株主へ還元」としており(昨年策定)累進配当を宣言している。
・直近3年連続自社株買いを実施している
・40年前からインドに進出しており、売上の2割前後がインド向け
・自動車塗料に強みがあり、日本では2台に1台以上が関西ペイントのもの
・現社長が就任した6年前から財務構造改革に着手し、企業の変化が見られる
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